Rubyコミュニティは4月23日、「Ruby Repository Moved to Git from Subversion」において、Rubyの正規リポジトリをSubversionからGitへ移行したと伝えた。新しいリポジトリのWebインタフェースは「The Ruby Language git repositories」で提供されている。このリポジトリはcgitで提供されており、コントリビューターからのコミットハッシュをRubyリポジトリに直接保存することが可能。
開発ポリシーとして次の項目が挙げられている。
- cgitではトピックブランチは使わない
- GitHubリポジトリはミラーとしての扱いを継続する。「Merge pull request」機能は使用しない
- ruby_2_4、ruby_2_5、ruby_2_6ブランチはSVNを使い続ける。これらブランチに関してはcgitへは何もプッシュしない
- ruby_2_7から安定版ブランチの開発にcgitを使用する
- マージコミットは使用しない
移行に関してはまだ実施すべき作業が残っているとしており、Gitへのマイグレーションに関して何らかの問題を発見した場合は、「https://bugs.ruby-lang.org/issues/14632」に問題を報告してほしいとしている。