JBCCホールディングスの事業会社であるアイ・ラーニングは4月22日、従来のタレントマネジメントシステム「TMS」の機能を見直し、新たにクラウドで提供する総合人財プラットフォーム「グロース・スクエア」の提供を5月中旬から開始すると発表した。500人の利用者登録で1利用者あたり月額480円(初期導入費用別途あり)~。
同プラットフォーム特徴は目標とするキャリア像やロールモデルとなる個人を選択して、社員個人自らが目標設定と現状の能力ギャップを視覚的に把握することが可能なほか、会社が必要とする職務や人財像を能力モデルとして体系化し、それを社員に提示できる。
また、社員自身は教育プログラムから自身が必要とする教育を選択することで、簡単にキャリア目標までの育成計画を設計し、外部研修の受講申請も可能としている。
さらに、目標設定や上司からのフィードバックを受けることをプロセスとして定常化でき、キャリア育成のための面談時における有効なコミュニケーションツールとなり、IPAが提供するi コンピテンシ ディクショナリ(iCD)を採用し、社会人基礎力などと研修を紐付けた多様なな職種・能力・研修の能力モデルのテンプレートを提供し、自社の能力モデル体系を作成することができるという。
すでに利用しているERPや人事・人財系システムとデータ連携し、システムを利用することができることに加え、人財管理のソリューションをモジュール単位で追加して、機能強化することを可能としている。
同社では能力モデルの基本的なテンプレート群を作成し、同プラットフォームを通じて提供するとともに、要望に応じて、顧客独自の能力モデルの作成を支援することで、2020年度までに250社1万人以上への展開を目指す考えだ。