富士通とSAPジャパンは4月22日、SAPの標準アプリケーションを機能拡張・補完する業種向けサービスをSAPのクラウドサービス 「SAP Cloud Platform」上に共同で開発・提供していくことで合意したと発表した。
「SAP Cloud Platform」は主な機能として、多種多様なシステムでのデータ連携やプロセスの統合、クラウド上でのSAPアプリケーションの機能拡張、およびお客様が独自に開発した機能の提供が可能。
両社はこれらの機能を最大限に活用し、顧客のデジタル変革を支援していくため、2つのテーマにおいて密に連携・協力する。1つのテーマは「SAP補完ソリューションの拡充」で、SAP標準アプリケーションにはない新機能などを「SAP Cloud Platform」上で開発し、機能を拡張する。もう1つのテーマは「顧客ごとの拡張要件への対応」で、顧客の業務拡張に合わせ、新しいアプリケーションを「SAP Cloud Platform」上で開発し、提供する。
富士通は、現状150名を超えるSAP認定コンサルタント資格を有する「SAP Cloud Platform」のエンジニアを、年間50名規模で育成する。
SAPジャパンは、「SAP Cloud Platform」の専門技術者を富士通に派遣する。専門技術者は、ドイツ本社と連携し、富士通からの「SAP Cloud Platform」に関する技術的な問合わせや課題に対する解決策などについてアドバイスを行う。