TISとラックは4月18日、クラウドサービスおよびセキュリティサービスの領域において協業すると発表した。これにより、金融、製造・サービスなどのエンタープライズ企業および公共分野向けにサービスを共同で展開していく。
具体的には、「Society5.0」の実現に向けて、政府が推進する「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」「デジタル・ガバメント推進方針」「セキュリティ・バイ・デザイン」をスピーディに実現する次世代型「クラウド&セキュリティサービスプラットフォーム」を共同で提供する。
「クラウド&セキュリティサービスプラットフォーム」は、「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」の重点10項目をベースに、企業が必要な実施項目に応じて、コンサルテーションから導入、運用・監査までをワンストップで、「スピーディ」「セキュア」「フレキシブル」に提供する。
同プラットフォームの第1弾メニューとして、クラウド運用とセキュリティ運用が一元化された「エンタープライズ・クラウド&セキュリティ運用サービス」を5月から提供する。
同サービスでは、包括的なセキュリティ運用機能を提供するため「脅威インテリジェンスセンター」を新設した。「脅威インテリジェンスセンター」では、従来型のSOC(Security Operation Center)のセキュリティデバイスからのアラート解析機能に加え、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)活動に基づく、脅威情報の収集やインシデント発生時の調査などを含んだ包括的なセキュリティ運用機能を実装している。
合わせて提供する「業界別運用テンプレート」を活用することで、クラウド運用、ネットワーク監視、セキュリティ監視、コンプライアンス統制、アプリケーション運用を、業界別の規制や対策が考慮された形で速やかに実用できる。