予約/顧客台帳サービス「TORETA」をはじめとした飲食店向けサービスを展開するトレタは15日、飲食店での予約や喫食データ分析を効率化するデータラベリング技術を開発を発表した。

スマートな管理を提供するiPad専用ツール&サービス「TORETA」を展開する同社。Web予約ページ作成から、予約の受付変更、テーブルマネジメントに複数店舗の顧客台帳と、多種多様な飲食店に豊富な機能を使いやすいインタフェースとともに提供している。今回、同社が発表したのは、飲食店の個人情報を有さない統計データや喫食データから、フードやドリンクなどのカテゴリ情報を自動的に付与するAI活用のラベリング技術。

  • 開発技術の概念図(同社資料より)

    開発技術の概念図(同社資料より)

食品飲料メーカーや外食チェーンなどが"エリア内の居酒屋業態ではどのようなメニューカテゴリがどれくらい、どんな層に注文されているのか""1組あたりのドリンクカテゴリ別注文量はどのくらいなのか"などの把握が可能になり、自社データと市場データを比較し、課題発見やメニュー開発などに活かせるようになると述べる。

技術を活用したBIツールの提供を同社は明かしており、Microsoft Power BIを基盤に、Azure ML Serviceを駆使したサービスの今夏提供を予定している。また、同社は昨年12月よりNTTドコモグループの一員となっており、将来的には「dアカウント」との連携を図るなど、外食産業のデータの質を高める試みも視野に入れている。