SRA OSSは17日、オープンソースデータベースPostgreSQLを拡張する同社製品「PowerGres Plus」の最新版「PowerGres Plus V10」の販売を開始した。
「PowerGres」はLinuxやPostgreSQLを中心に開発やサポート、トレーニングを行う同社がオープンソースデータベースPostgreSQLをベースに、ストレージ管理機能やセキュリティ強化など、使いやすさや安定性の向上を図るシリーズ製品。
最新版となる「PowerGres Plus V10」では、透過的データ暗号化(TDE/Transparent Data Encryption)やトランザクションログの二重化など暗号化や安定性の向上を図っており、PCI DSS (Payment Card Industry Data Security Standard)が求める通信やデータの暗号化、監査ログの取得、パスワードの有効期限設定などへの対応も行われている。
また、PostgreSQL 10をベースにしており、PostgreSQL 9.5、9.6、10の新機能が加わる。複数プロセスで1つのクエリを高速実行するパラレルクエリや巨大なテーブルを分割して検索性能を高めるパーティショニング、異なるバージョンやOS間でもテーブル単位でレプリケーションできるロジカルレプリケーションなどPostgreSQLの新機能も取り込まれることになる。