SCSKは4月12日、セールスフォース・ドットコムが3月6日から提供開始した社員のスキルアップを支援するための体験学習プラットフォーム「myTrailhead」において自社向けに学習コンテンツを作成し、社員育成での活用を開始した。今回、自社での学習コンテンツ作成において確立した導入手法をベースに「myTrailhead」の導入支援サービスの提供を開始すると発表した。
myTrailheadは、Salesforceのオンライン体験学習プラットフォーム「Trailhead」をベースにしており、新入社員教育から実践スキルまで、企業独自の育成方針やブランディングにあわせ、全社網羅的な学習環境をカスタマイズできるとともに、FAQやスライド、マニュアルなどの、バラバラになりがちな学習ツールを1つにまとめた学習環境の構築を可能としている。
受講する社員はmyTrailheadを利用して学習を進めていくことでバッジやポイントを獲得することができ、ゲーム感覚でスキルや専門知識の習得ができる。また、それらの習熟状況はSalesforce上で一元管理されるため、管理者が従業員のスキルセットを容易に把握することができ、有効な人財活用を実現するという。
導入支援サービスでは、導入前に各企業が求める人物像や育成の道筋を描く骨子を固め、同社は骨子に基づいて学習体系や運用方法を整理し、学習コンテンツの作成支援を行う。完成した学習コンテンツを同社がmyTrailheadに設定するとともに、ユーザーが維持管理を行えるように学習コンテンツの更新方法や追加方法についてのトレーニングを実施する。
同社では自社向けに実施した学習コンテンツ作成、および導入・運用時に得た方法論やメソッドを体系化し、現在は導入手法を活用して既存の顧客向けにmyTrailheadの試験導入を実施しており、今後もさらにブラッシュアップを加え、2020年3月末までに10社への導入を目指す。