Stack Overflowはこのほど「Stack Overflow Developer Survey 2019」において、プラットフォームに関する調査結果を伝えた。実際に使われている開発環境としても、エンジニアが使いたい開発環境としても、Linuxがトップに来ている。しかし、エンジニアの要望はDockerやAWSといった仮想環境またはクラウド環境を使いたいといった形にシフトしつつあり、オペレーティングを選択するこの重要性が薄れてきている。

ランク 開発用 好き 嫌い 使いたい
1 Linux Linux WordPress Docker
2 Windows Docker IBM Cloud/Watson AWS
3 Docker Kunbernetes Heroku Android
4 Android Raspberry Pi Arduino Kubernetes
5 AWS AWS Windows Linux
6 MacOS MacOS Android GCP
7 Slack iOS Slack Raspberry Pi
8 Raspberry Pi GCP Microsoft Azure iOS
9 WordPress Microsoft Azure GCP Arduino
10 iOS Slack iOS Microsoft Azure
11 GCP Android MacOS MacOS
12 Microsoft Azure Windows AWS Windows
13 Arduino Arduino Raspberry Pi Heroku
14 Heroku Heroku Kubernetes Slack
15 Kubernetes IBM Cloud/Watson Docker IBM Cloud/Waston
16 IBM Cloud/Watson WordPress Linux WordPress
  • 開発環境として使っているプラットフォーム - 資料: Stack Overflow提供

    開発環境として使っているプラットフォーム - 資料: Stack Overflow

  • 好きなプラットフォーム - 資料: Stack Overflow提供

    好きなプラットフォーム - 資料: Stack Overflow

  • 嫌いなプラットフォーム - 資料: Stack Overflow提供

    嫌いなプラットフォーム - 資料: Stack Overflow

  • 使いたいプラットフォーム - 資料: Stack Overflow提供

    使いたいプラットフォーム - 資料: Stack Overflow

順位 仕事で使っている
1 Windows
2 MacOS
3 Linuxベース
4 BSD

開発用のOSとしてはLinuxの人気が高いが、仕事で使っているプラットフォームとしてはWindowsが約5割と最も多く、残りをMacOSとLinuxベースで分け合う結果になっている。

  • 仕事で使っているプラットフォーム - 資料: Stack Overflow提供

    仕事で使っているプラットフォーム - 資料: Stack Overflow

嫌われているプラットフォームとしてはWordPressやIBM Cloud/Watson、Herokuが上位にきており、開発者は積極的には使いたいくないといった様子がうかがえる。

全体的には、開発者はオペレーティングシステムなどのプラットフォームのセットアップに手間をかけることを避ける傾向が出てきており、最初からある程度整った環境がボタン1つで作成または削除できるようなクラウドサービスを好んで使うようになってきているようだ。