大阪市水道局と日立製作所は、ビッグデータ解析技術やAIを活用した、中長期の水需要予測に関する共同研究を開始すると発表した。
大阪市水道局がこれまでの水需要予測の取り組みで得た知見や保有するデータをもとに、日立の「Lumada(ルマーダ)」IoTプラットフォームを活用し、データをビッグデータ解析技術やAIなどで解析することで、中長期の水需要を予測する手法を確立する。
本共同研究を通して、大阪市水道局は、新たな水需要の要因の抽出や、モデル構築を行うなど、中長期的な水需要予測に関する調査研究を行い、将来的には、本共同研究を通して得られた分析技術や、知見を水道事業に活用していくという。
一方日立は、水総合サービスプロバイダーとして長年培ってきたOT、ITおよびプロダクトの実績・ノウハウを強みに本共同研究に取り組み、将来的には、本共同研究の成果の一部を「Lumada」の上下水道事業向け総合デジタルソリューションに取り込む。