JOLEDは4月8日、2019年4月1日付けで印刷方式の有機ELディスプレイパネルの後工程製造ラインを担当する「JOLED千葉事業所」を開設。後工程製造ラインの構築を開始したことを明らかにした。
これにより同社が生産を計画している中型(10~32型)の印刷方式有機ELディスプレイは、アレイ工程から印刷有機EL工程までの前工程についてはJOLED能美事業所が担当し、モジュール工程(=後工程)をJOLED千葉事業所が担当する体制となる(その後、最終検査の後、製品として出荷)。千葉事業所の生産能力は月産約22万台で、能美事業所とともに2020年の稼動開始を予定している。
なお、今回の設備投資については、産業革新機構(INCJ)、ソニー、NISSHAを引受先とする第三者割当増資により調達した、総額255億円の資金の一部を活用するとしており、中でもNISSAとは今後、各種ディスプレイ向けタッチセンサと協力して開発に取り組んでいくとしている。