Microsoftは4月4日(米国時間)、「Improving the Windows 10 update experience with control, quality and transparency|Windows Experience Blog」において、2019年5月のWindowsアップデートから、最大35日間(1度に7日間、最大5回)アップデートを停止することを選択可能になると伝えた。
Windowsアップデートは重要な脆弱性の修正を含むことが多く、セキュリティの観点からすれば公開されたら直ちに適用することが望まれる。しかし、2018年10月のWindowsアップデートによって不具合が発生したユーザーが多数発生し、MicrosoftはWindowsアップデートの提供を一時停止するという措置を取った。2018年10月のアップデートの配信が再開されたのは最近であり、この時の不具合が後を引く形になった。
2019年5月から導入されるアップデート適用時期の遅延機能は、こうしたインシデントに対応する方法の1つとして、ユーザーに選択肢を与える意図があると考えられる。
このほか、Windowsアップデートに不具合が発生してシステムが正常に起動しなくなったと考えられる場合、アップデート前にロールバックする機能を実装するなど、Windowsアップデートがもたらした可能性がある不具合を回避する機能の導入に取り組んでいる。