ルネサス エレクトロニクスは、家電や産業機器、OA機器などの操作を触れずに行えるユーザインタフェース(UI)開発に向けて、静電容量タッチキーマイコンを使用した「非接触ユーザインタフェースソリューション」の提供を開始したことを発表した。

同ソリューションは、静電容量タッチキーマイコン使用のリファレンスハードウェアとなる設計資料(回路図、基板設計データファイル、部品表)と、座標演算ミドルウェアやサンプルプログラム、検出座標をモニタする評価ツール、さらにハードウェアとソフトウェアに関するアプリケーションノートで構成されている。また、ノイズに対するイミュニティ規格IEC61000 4-3 level3および、4-6 Level3にて class Bの試験をパスしており、安定した動作が実現可能だとしている。

さらに、3Dジェスチャソリューションは、応用アプリケーションに応じて筐体サイズが異なる標準版(160×160×100mm)、小型版(80×80×80mm)、省スペースに組み込めるスリム版(100×100×20mm)の3種類を用意。これにより、用途ごとの非接触UIの開発が容易化され、機器開発のエンジニアは機器の利便性、デザイン性などの付加価値に注力することができるようになると同社では説明している。

なお、これらのリファレンスデザインはすでに同社Webサイトからダウンロードすることが可能になっている。

  • 非接触ユーザインタフェースソリューション

    「非接触ユーザインタフェースソリューション」のイメージ