マイクロアドの子会社となるマイクロアド・クロスボーダーマーケティングは4月2日、上海日欣文化伝媒有限公司と業務提携し、日本企業向けに中国上海のテレビ番組を活用したプロモーションが可能なプラットフォームの提供を開始すると発表した。

同プラットフォームは、中国上海で放送中の乳幼児向け教育番組や健康世代向け番組の番組内のほか、リアルイベントや番組公式wechatを通して、企業の商品の認知獲得・顧客体験・購入までを支援するというもの。

乳幼児向け教育番組「イーィア!」は、中国上海の育児ママ層の約50%が番組公式wechatをフォローしているといわれる人気番組で、上海の20~40歳の子育て層へのターゲティングが可能となり、ベビー用品や日用品などのプロモーションに好適だ。

また、健康世代向け番組「ウォメントゥイシウラ」は定年退職後の55~70歳をターゲットとし、季節に応じた旅行や健康をテーマとた番組放送で、旅行販売だけでも月間4億円以上の売上があるという。今後の成長が期待されるシニアコミュニティの1つとなる。

マイクロアド・クロスボーダー・マーケティングでは、ターゲットに特化したテレビ番組のプラットフォームを活用し、日本企業のプロモーションと訪日インバウンド消費や越境ECの市場拡大に貢献していく予定だ。