ライオン(LION)は1日、同社や国内関係会社の従業員を対象とした新価値創造プログラム「NOIL」を始動した。従業員専用の特設サイトも公開している。
「NOIL」は、同社従業員に向け"ヘルスケアの常識を破る事業"をテーマにアイデアを募り事業化を目指すプログラムで、ライオン既存の事業領域だけでなく、幅広いヘルスケア領域の課題解決そしてビジネスへと繋げていこうというチャレンジになる。
・「ヘルスケア」の既成概念を破るような事業であること
・生活者の課題視点で発想した事業であること
・将来的に生活者の価値観を変えうる事業であること
・自分自身が成し遂げたい事業であること
エントリーを経て選ばれたアイデアは、ワークショップやメンタリングなどの選考を重ね、2019年10月に最終選考を予定している。企業スタートアップ支援やサービス開発を行うquantum社がプロジェクト推進パートナーとなり、実証実験を経た上での事業化を目標としている。
ライオンは、2030年までの新経営ビジョン「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」、これを実現するための2020年までの中期経営計画「LIVE計画(LION Value Evolution Plan)」の推進を昨年2月に発表。LIVE計画では、IoTやAIなどを活用した新たなヘルスケアビジネスモデルの創出も掲げている。
今年の2月には、調理サポートブランド"リード"からLINEチャットボット「レシピアシスタント β版」を提供開始、LINEに食材画像や食材名を送るだけでレシピ提案が返る仕組みを実装している。時間に追われるなかで行わなければならない"家族のための食事作り"を献立面でサポート、同社製品を使った後片付けまでを考えた調理法の提供など、課題ベースから面白くて便利なアイデア実現を実践している。