伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は4月2日、カナダ・BlackBerryと販売代理店契約を締結し、モバイル環境のデバイスやアプリケーション、コンテンツを一元的に管理するプラットフォーム「BlackBerry Enterprise Mobility Suite(以下 EMS)」の提供を同日より開始した。

  • BlackBerry Enterprise Mobility Suiteのライセンス価格と利用可能な機能

    BlackBerry Enterprise Mobility Suiteのライセンス価格と利用可能な機能

EMSは、モバイル環境のデバイスやアプリケーション、コンテンツを一元管理し、セキュリティを確保して社内システムへのアクセスが可能なプラットフォーム。

セキュアなブラウザ、メール・カレンダー、デバイス管理、アプリケーション管理、ドキュメント連携、アクティビティ追跡など、企業のモバイル環境に必須の機能が揃っており、利用する機能の組み合わせにより5つのライセンスが用意される。

すべての機能が利用できる最上位ライセンスでは、共有したファイルのアクティビティ追跡やダウンロードしたファイルの無効化など、安全なコンテンツのやり取りを可能にする「BlackBerry Workspaces」も利用できるという。

また、国際規格「ISO/IEC 15408」に規定されるコンピュータセキュリティのための認定基準「コモンクライテリア」において、評価保証レベル(EAL: Evaluation Assurance Level)のEAL4+を取得しており、高いセキュリティが要求される金融機関や官公庁に適したソリューションとなっている。

外部からの通信に対してファイアウォールのポートを開放する必要がないため、不正アクセスやサイバー攻撃のリスクを最小化し、安全なリモートアクセス環境を構築することができるということだ。

ライセンス価格は、1ユーザーあたりの月額利用料 438円〜(セキュアブラウザと総合エンドポイントが利用できる「Management Edition」)。