The WebKit Open Source Projectは3月27日(米国時間)、「Introducing the JetStream 2 Benchmark Suite|WebKit」において、JavaScriptの統合ベンチマークソフトウェア「JetStream 2 Benchmark Suite」の公開を伝えた。同ソフトは現在のJavaScript技術を反映したベンチマークとされており、単一のベンチマークながら総合的な評価が可能だという。
JetStream 2の前身となるJetStreamは、当時のJavaScriptの機能をフルにチェックするためのベンチマークとして開発されている。JetStreamが開発されてから、JavaScript技術にはさまざまな進展が見られる。まず、JavaScriptの言語仕様が拡張された。次に、高速に実行するための技術としてWebAssemblyが開発されて普及していった。JetStream 2にはこうした現状を反映させ、現在のJavaScript技術を使った場合のベンチマークが取れるようになっている。
記事では、Safari 12.1、Safari 12.0.3、Chrome 73.0.3683.86、Firefox 66.0.1のベンチマーク結果を紹介しており、Safari 12.1が最も高い値をつけている。The WebKit Open Source Projectは今後JetStream 2の性能が向上するように改善するとしており、JetStream 2のベンチマークではSafariの最新版が優勢な状況が続くと見られる。