リコージャパンは3月28日、TATEITOの学習プラットフォームとリコージャパンオリジナル教育コンテンツやITインフラ構築・運用のサポートを組み合わせて、人材の定着化と戦力化を支援する中小企業向けサービス「人財教育パック」を提供開始した。開設準備費用、ユーザーライセンス(年額/1D)、動画編集サービス(オプション)の価格は、いずれもオープン。

人財教育パックは、隙間時間を利用していつでもどこにいても必要な教育を従業員が主体的に学ぶ新しい教育スタイルを支援するサービス。ベテラン従業員による仕事の様子を撮影し、教育用動画コンテンツとして共有することが可能なほか、集合研修などの長時間動画を短くチャプターで区切り隙間時間を利用して受講できるコンテンツに編集するサービスも提供している。

また、これまでリコーがグループ社員向けに展開してきたコンプライアンス・情報セキュリティ・行動規範教育などの動画教育コンテンツを汎用化してプリセットすることで、導入した日から学習できるという。

学習環境を実現する学習プラットフォームやプリセット教育コンテンツに加え、ネットワークやモバイル機器を含めたITインフラやコミュニケーション環境の構築・運用サービスをリコージャパンがワンストップで提供することで、教育担当者・IT管理者が不在でも従業員教育を支援する。

具体的には、スマートフォンやタブレットを使って撮影した動画コンテンツをファイル添付と同様の操作で動画サイトへアップロードすることが可能なため、オリジナルの学習コンテンツを制作し、従業員に共有することを可能としている。

また、集合研修を撮影した長時間の動画は、オプションの編集サービスによりチャプター割りをすることが可能なため、従業員が隙間時間を利用して学習することができる短編コンテンツの制作が可能。

さらに、学んだコンテンツの理解度を測るテストコンテンツを作成することが可能で公開範囲の設定や受講促進もが可能なため、必要な組織に必要な学習を促すことができるほか、受講履歴を管理することもでき、従業員がどの動画を何度学習したかを把握することを可能としている。