東芝デバイス&ストレージは3月28日、半導体事業におけるソリューション提案力の強化と開発の効率化に向けて、関係会社である東芝ディスクリートテクノロジー(TDIT)と東芝マイクロエレクトロニクス(TOSMEC)を統合し、東芝デバイスソリューション株式会社(TEDS)を4月1日付で設立すると発表した。

TDITは、ディスクリート半導体の技術営業や製品開発を主な業務としている一方で、TOSMECはシステムLSIの製品企画や開発、設計から製品の評価や故障解析まで幅広いサービスを提供している。

両社が合併して設立されるTEDSは、東芝デバイス&ストレージの半導体事業唯一のエンジニアリング会社として、商品企画、開発、解析、顧客へのソリューション提案などの機能を担う。

TEDSの設立により、両社がそれぞれ培ってきた技術力や顧客ネットワークを融合させ、付加価値の高い製品を幅広い顧客に提供する体制を強化するほか、両社の統合を通じて拡販や開発、スタッフ業務のさらなる効率化を図る。なお、新会社の資本金は5億円、従業員数は900人。