キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は3月27日、同社の需要予測・需給計画ソリューションの新バージョンである「FOREMAST Ver.3.1」を、4月1日に提供開始すると発表した。価格は3000万円(税別)から。

  • FOREMAST Ver.3.1の画面

    FOREMAST Ver.3.1の画面

新バージョンでは、食品業界のユーザー企業への導入で得たニーズ・ノウハウを基にした機能及び、需給業務の実務担当者がより使い勝手良く作業ができる機能を追加した。

主な追加機能は、カテゴリ計画立案機能、検査リードタイムを考慮した在庫計算機能、臨時転送計画立案機能、データインポート機能の4点。

カテゴリ計画立案機能では、商品分類などのカテゴリ単位で入力・修正した販売計画を、単品単位に自動展開ができる。

在庫計算機能では、出荷前検査が必要な製造業向けに、検査リードタイムを考慮した検査中・出荷可能在庫の表示が可能。

臨時転送計画立案機能では、在庫転送計画業務における、通常ルート・タイミング以外の臨時転送計画立案ができる。

データインポート機能では、エントリ系作業負荷軽減のためのマスタデータや計画データのインポートを可能としている。なお、エクスポート機能はすでに提供済み。

これらにより、生産完了後の検査リードタイムを自動的に考慮した計画ロジックを強化することで、より実態に沿った需給計画・調整が可能になるという。また、商品カテゴリでの計画値編集機能については、業務担当者の計画調整作業を軽減するとしている。