NECネッツエスアイ(NESIC)は3月27日、Cho&Companyと共同でソーラーパネルとバッテリーによる独立電源、4G(LTE)/3G通信モジュールを搭載したモバイルソーラーカメラソリューションを開発し、4月1日からサービスを開始すると発表した。価格は、いずれも税別でモバイルソーラーカメラが88万円(セットアップ・配送費を含み、設置費用などは含まず)、クラウド利用料が月額1800円(契約は1年単位、サポート料含む。モバイル回線利用料は別途)～。

  • モバイルソーラーカメラの外観

    モバイルソーラーカメラの外観

新ソリューションは、監視用カメラにソーラーパネルとバッテリーを一体型で搭載し、満充電であれば日照がなくても約3日間継続利用が可能で、MVNOをはじめとしたさまざまな4G(LTE)/3Gのモバイル回線が利用できるという。

  • サービス提供イメージ

    サービス提供イメージ

LAN配線や電源が確保できず、従来では設置が困難であった河川や山間部への導入など、多種多様な監視ニーズに柔軟に対応するほか、監視映像は本体SDカードに約10日分を録画し(SDカード32GB、画質VGA相当の場合)、クラウド経由でPCやスマートフォン/タブレットなど多様なデバイスで閲覧を可能としている。

同社は新ソリューション導入に際し、設置から保守サポートまでワンストップサービスを提供することに加え、ニーズに合わせて、モバイル回線サービス「ネッツワイヤレス」と組み合わせた提案も行う。

災害・危険監視、盗難防止、建築現場や屋外イベント会場などの監視ニーズなどを中心に、公共インフラ、スポーツ/レジャー、建設/イベントなどの事業者への拡販を図り、3年累計でモバイルソーラーカメラ3000台の販売、新ソリューション売上約25億円を目指す。