Google Chromeチームは3月22日(米国時間)、「Chromium Blog: Chrome 74 beta: reducing unwanted motion, private class fields, and feature policy API」において、2019年4月に安定版のリリースが予定されている「Chrome 74」で導入される機能を紹介した。
取り上げられている主な新機能は次のとおり。
- prefers-reduced-motion CSSメディアクエリの導入。スマートフォンなどにおいてモーションがWebページの表示を汚くすることがあるが、より細かくモーションの停止が指定できるようになるprefers-reduced-motionメディアクエリが利用可能になる
- ECMAScriptプライベートクラスフィールドに対応
- document.featurePolicyおよびframe.featurePolicyから取得可能なJavaScript APIによるフィーチャーポリシー機能の拡張
- AudioContextコンストラクタにサンプルレートを指定するsampleRateを追加
- Intl.Localeクラスをサポート
- TextEncoder.prototype.encodeInto()をサポート
Chromeはデスクトップ向けのWebブラウザとしてのみならず、スマートフォンやタブレットデバイス向けのWebブラウザとしても高いシェアを確保している。スマートフォンやタブレットデバイスにおける要望にも応えており、さまざまな機能の追加や改善が続けられている。