高校生の科学の知識や応用力を競う「第8回科学の甲子園全国大会」(主催・科学技術振興機構=JST)で愛知県代表の海陽中等教育学校チームが優勝して文部科学大臣賞などを受賞した。2位(科学技術振興機構理事長賞など受賞)は神奈川県代表の栄光学園高等学校チーム、3位(埼玉県知事賞など受賞)は滋賀県代表の滋賀県立膳所高等学校チームだった。大会は15日から18日まで、埼玉県さいたま市で開催された。

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    優勝した愛知県代表の海陽中等教育学校チーム(左端はJSTの真先正人理事、右端は「科学の甲子園および科学の甲子園ジュニア推進委員会」の漆原秀子委員長)(JST提供)

今回は、都道府県予選に過去最多の709校、9075人が参加。各都道府県の選考を経て選抜された47校、361人が全国大会に進み、科学に関する知識とその活用能力を駆使して、さまざまな科学的課題に挑戦した。上位3校のほか、優秀な成績を収めた高校チームに、さいたま市長賞(4位)、日本理科教育振興協会賞(5位)や協賛企業名の企業別賞などが贈られた。

次回第9回大会は今回と同じ埼玉県で開催される予定。科学技術振興機構は、事業の一つとして発達段階に応じて才能を伸ばせる体系的な人材育成を推進しており、今後も科学好きの裾野を広げ、生徒が才能を十分に発揮し、切磋琢磨(せっさたくま)する機会を提供していく、などとしている。

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