アルプス システム インテグレーション(以下、ALSI)は3月19日、情報漏洩対策シリーズ「InterSafe ILP(インターセーフ アイエルピー)」をバージョンアップし、Ver. 6.5として3月20日より販売開始することを発表した。

  • ログアラート機能のイメージ

    ログアラート機能のイメージ

情報漏洩対策シリーズ「InterSafe ILP」は、情報の「持ち出し・持ち込み制御」と「持ち出し後の安全な活用」を実現し、自由な組み合わせで導入ができるシリーズ製品群。

「InterSafe ILP Ver. 6.5」の共通機能として、より細かな条件設定による効率的なログ検索が可能となったほか、大量のファイルの暗号解除やUSBメモリへの書き出しなどの、危険なファイル操作の回数が予め設定したしきい値を越えた際、管理者にアラートメールにて自動通知する「ログアラート機能」が追加された。

「ネットワーク分離」を低コストに実現するSBC(Server Based Computing)方式の仮想環境に対応したファイル暗号化機能を、「InterSafe FileProtection for SBC」として提供。標的型攻撃などで、万一ファイルが外部に流出した場合でも情報漏洩を防ぐことができるという。

  • InterSafe FileProtection for SBCのシステム構成イメージ

    InterSafe FileProtection for SBCのシステム構成イメージ

また、オプションの開発キット(FileProtection SDK)を利用することで、既存のシステムへ暗号化機能を組み込むことが可能。無害化/ウイルス対策製品との連携により、ファイル持ち込み時における申請内容への処理結果の反映や承認画面上での確認できるということだ。

さらに、暗号化対象アプリケーションとして新たにOffice2019、一太郎Pro4に対応したほか、事前に登録した筐体のみを利用可能にする「USBメモリの登録上限数」を、これまでの500本から3,000本へ大幅に増強し、大規模ユーザの対応をさらに強化している。