NECは3月19日、RPA(Robotic Process Automation)ソリューションに「RPAロボット管理ソリューション」「RPA運用ソリューション」などの新製品・ソリューションを拡充すると発表した。
今回、「NEC Software Robot Solutionマネージャ」が新たにフローティングライセンスに対応し、「NEC Software Robot Solution」のライセンスを利用端末ごとに固定した利用ではなく、業務状況に合わせて保有ライセンス数の範囲内で異なる端末にライセンスを割り当てる利用を可能としている。
RPAロボット管理ソリューションは、企業内のさまざまな部門が保有するRPAライセンスやロボットの稼働状況・バージョン情報をRPAの利用管理者が一元管理することができる。新たに「WebSAM IT Process Operations for RPA」の機能をロボットの定義に組み込むことができるようになり、ロボットのメンテナンスや作業内容の把握を効率化し、安全で統制がとれたRPAの利用と管理を可能としている。
また、2018年9月から提供しているRPAの「導入・運用ルール策定サービス」を通じて、RPAに関わる企業内の体制やロボット運用環境の定義など、野良ロボを発生させない仕組み作りも支援していく。
RPA運用ソリューションは、統合運用管理ソフトウェア「WebSAM」により、ロボットの実行・停止のスケジュール指定や管理、リアルタイムな障害検知などが、オンプレミスやクラウド(AWSやAzureなど)の稼働環境を選ばずに可能とし、ロボットの稼働数や利用頻度に比例して増加するRPAのランニングコストや運用負荷を軽減することで、同社グループに向けてRPA環境を提供するNECマネジメントパートナーのRPA推進センターにおいて運用を4月から開始する。
価格はNEC Software Robot Solutionマネージャが月額10万円~、RPAロボット管理ソリューションが47万円~、RPA運用ソリューションが30万円~、いずれの製品も4月19日から提供開始を予定している。