Microsoftは3月12日(米国時間)、「Startup Failure: “We removed some recently installed updates…”|Microsoft」において、開発中のWindows 10にインストールされたアップデートを自動的に削除する機能が追加されたと伝えた。このままリリースエンジニアリングが進められた場合、次のアップグレードでこの機能がWindows 10に追加されると見られる。

Windows 10はシステムが起動できない問題に遭遇した場合、優先順位に従って問題の切り分けを行って修正を試みる。今回追加された新機能はこの診断をさらに強化するもの。従来の診断処理を行ったあとで問題を解決することができず、さらに問題がアップデートを適用したあとに発生したものであった場合、自動的に最新のアップデートを削除するとしている。

  • 最近のアップデートを削除した旨を知らせるダイアログ - 資料: Microsoft提供

    最近のアップデートを削除した旨を知らせるダイアログ - 資料: Microsoft

この削除によって問題が解決した場合、向こう30日間はそのアップデートの適用を避けることができる。この期間はMicrosoftが問題を解決するための猶予期間とされており、この期間でMicrosoftが問題の解決を試みるとしている。

セキュリティ上の理由からWindows Updateの提供が始まった場合はすぐに適用することが推奨されている。しかし、過去に何度かあったように、Windows Updateを適用することで別の不具合が発生するといった事態もたびたび発生している。今回追加された新機能はこうした問題に対応するためのものと見られる。