NTTドコモは3月15日、RPAツール「WinActor」とOCRを組み合わせた、農業界向けソリューションパッケージの提供を4月1日から開始すると発表した。

同社は2018年7月より山口県の下関農業協同組合との実証実験において、各農家からJA下関への肥料・農薬・生産資材などの注文書を手書きの用紙で受け取り、オペレーターがシステムへ受発注情報を入力処理していた業務の自動化に取り組んできた。

その結果、農家からの手書き注文書をOCRで読み取ってデジタルデータに変換して、オペレーターによる入力作業をRPAで自動化することに成功し、職員の生産資材などの予約注文作業時間を約1500時間、80%削減したという。

あわせて、注文書帳票を改善することにより各農家からの注文効率をアップできたことで、水稲の予約注文数20%増を実現した。

  • パッケージの提供イメージ

同パッケージの対象は全国の農業協同組合で、利用料金は「2か月トライアルパック」が69万円から、本契約が279万4000円から。