Microsoftは米国時間2019年3月13日、カナダにおける1,200万棟の建築面積をオープンデータとして公開したことを、公式ブログを通じて明らかにした。カナダ統計局の協力を得て実現した成果はBing Mapを通じて閲覧でき、OpenStreetMapへの提供も行われる。
カナダは地理的に広大で生物群系や地形の種類が多く、データの最適化やトレーニングが必要だった。MicrosoftはMicrosoft Cognitive Toolkit(CNTK)モデルであるDNN ResNet34を使用し、解像度が異なる画像のトレーニングを重ねることで実現できたと説明する。
なお、Microsoftは昨年2018年6月にも、米国における1億2,500万の建築面積を公開し、OpenStreetMapコミュニティに提供している。
阿久津良和(Cactus)