Q&Aサイト「OKWAVE」を運営するオウケイウェイヴは3月13日、同社の持分法適用関連会社で、みなし仮想通貨交換業者として仮想通貨取引所の運営と広告サービスプラットフォームを開発するLastRootsの第三者割当を引き受け、連結子会社化すると発表した。

今回の連結子会社化は、OKWAVEのユーザー同士や企業などに提供している組織内メッセージングサービス「OKWAVE GRATICA」を利用する組織内ユーザー同士が感謝の気持ちとして互いに贈り合うことができるサイト内トークン「OK-チップ」を貯めることで、ユーザーが貯めたOK-チップに応じて企業などからの優待や特典を受けることができる「感謝経済」プラットフォームの拡大を目的としている。

そのため、同社はLastRootsが展開する独自仮想通貨「c0ban」を活用したブロックチェーンエコシステムによる広告事業および、みなし業者として展開する仮想通貨取引所事業との協業が感謝経済プラットフォームの拡大に寄与すると判断した。

1月29日に業務提携、2月28日には同社発行済株式の34.15%をSBI Ventures Twoより取得し、オウケイウェイヴの持分法適用関連会社とした。今回の連結子会社化により、オウケイウェイヴのOK-チップとLastRootsのc0banを感謝経済プラットフォーム上で連携させたサービスの開発やマーケティング協業を進めていく考えだ。

なお、LastRootsの連結子会社化に伴い、オウケイウェイヴが進めていた仮想通貨交換業の登録申請の意向を取り下げ、これまで準備を進めてきた中で得た知見やリソースをLastRootsの登録申請に振り向け、同社の速やかな交換業登録に向けて注力していく。