NVIDIAは3月11日(米国時間)、NVIDIAがMellanoxを買収することで両社が最終合意に達したと発表した。同合意に基づき、NVIDIAは現金でMellanoxの発行済み株式すべてを1株当たり125ドルで買い取り、その総額はおよそ69億ドルになる予定だという。
MellanoxのInfiniBandインタフェース技術は、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)分野で多く活用されており、NVIDIAのGPUと併せると、スーパーコンピュータの世界ランキング「TOP500」の250台以上のシステムにいずれかの技術が搭載される計算となる。NVIDIAでは、今回の買収について、コンピューティングへの需要が高まっている反面、CPU性能の進展は、ムーアの法則が終焉し、減速しつつあるため、NVIDIAのGPUとMellanoxのインテリジェントネットワーキングソリューションを使った、アクセラレーテッドコンピューティングを導入する必要が生まれてるという市場背景があることを説明している。
なお、同買収完了後も、NVIDIAは、イスラエルの地元企業および才能への投資を続ける意向を示しているほか、カスタマへの販売とサポートも変化しないとしている。