都内を歩いていると危ない場面に遭遇することが増えたように感じざるを得ない。道路を突如と横断する歩行者や逆走する自転車、信号無視や過剰なスピードを目にする機会が増えた。人が増えているエリアでは、当然そのようなシーンに遭遇する機会も増えてしまう。しかし、業務に服する従業員の自動車事故は民法上の使用者責任や保険に関する適用の問題など、責任負担が生じる場合がある。場合によっては損害も計り知れず、信用失墜など企業運営にとって大きなリスクになりかねない。コーポレートガバナンスの範囲に入ってくる。
社用車にドライブレコーダーを導入する企業やサービスも増加しているが、セイコーソリューションズと三菱オートリースは、法人企業向け安全運転支援クラウドサービス「Drive Care」を開発。三菱オートリースのサービスとして提供を開始していることを発表した。
企業向け安全運転支援クラウドサービス「Drive Care」は、ドライブレコーダーのデータを活用し、その日の運転をチェックできるもので、三菱オートリースが企画し、セイコーソリューションズがM2M機器の開発・製造や、IoTデバイスやクラウド基盤などシステム設計から開発を行っている。ドライバー用と管理者用に分けられたダッシュボードはスッキリと見やすく、ハンドル操作や急な加減速を表現する運転ヒートマップや運転日報の作成/承認のワークフロー(最大5階層)からクルマの予約、ヒヤリハット事例の共有など企業における運転手続きをクラウドの同一画面で行える。
両社は、幅広いユーザーに利用してもらえるクラウドサービスとして「Drive Care」を提供し、今後も安心・安全なクルマ社会作りに貢献できるよう協力してくことを述べている。