KDDIは3月7日、クラウドファディングの成長とFinTech事業の拡大を見据え、有望なベンチャー企業への出資を目的とした「KDDI Open Innovation Fund 3号」(KOIF3号)を通じて、クラウドファンディングプラットフォームを展開するCAMPFIREに出資したと発表した。今回の出資は、KOIF3号に新しく追加された「投資プログラム」の1つ「FinTech Fund Program」からの第1号案件となる。

  • 「KDDI Open Innovation Fund 3号」の概要

    「KDDI Open Innovation Fund 3号」の概要

CAMPFIREは購入型クラウドファンディング「CAMPFIRE」、寄付型クラウドファンディング「Good Morning」を展開しており、プロジェクト掲載数2万件、支援者数は延べ108万人、支援額は105億円に到達しているという。

また、CAMPFIREはあらゆるファイナンスニーズに応えるべく、新サービスを打ち出しており、2019年春から融資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Owners」を開始する。

国内のクラウドファンディング市場は、2017年度には年間新規プロジェクト支援額ベースで1700億円規模、過去4年で約8倍と成長を続けており、今後さらなる拡大が見込まれる中、KDDIおよびauフィナンシャルグループは、今回の出資を通じて、CAMPFIREの事業成長を支援し、ポイント連携を検討するなど、CAMPFIREとともに新しい事業を共創していくという。