NTTセキュリティは5日、米サンノゼに本社を構えるアプリケーションセキュリティ事業者WhiteHat Security, Inc.の買収を発表した。
モバイルの浸透や決済システムの進化により企業のアプリケーション構築も加速している。Webサイトやモバイルアプリの構築が様々な部分でユーザーや顧客の構築へと繋がっていくが、Webアプリケーションやソフトウェアの構築には常にコードやフレームワーク、各種ライブラリの脆弱性などプロダクトの問題が生じてしまう。
WhiteHat Security, Inc.は、"Securing Your Digital Business"を掲げ、アプリケーションやWebサイト、モバイルアプリとプラットフォームによる脆弱性スキャニングや15年以上のThreat Research Centerのエンジニアによるデータ分析で、"DevOps"という言葉に代表される開発と運用の融合にセキュリティ"Sec"を加えたDevSecOpsの分野をターゲットに捉える企業。コードのスキャニングやアプリケーションの動的テスト、専門セキュリティチームによるガイダンスなどSaaS上でアプリケーションセキュリティを提供している。
今回の買収完了により、NTTセキュリティの完全子会社として運営されることになる。NTTセキュリティのユーザーは、WhiteHat Securityのセキュリティプラットフォームを利用したビジネスアプリケーションのセキュリティ強化が可能になり、WhiteHatのユーザーはNTTセキュリティのコンサルティングサービスや次世代マネージド・セキュリティ・プラットフォームを利用できるようになると両社はその相乗効果を述べている。