綜合警備保障(ALSOK)は3月5日、高度化した犯罪への対応と、常駐警備の効率化を実現する警備員協働型警備ロボット「REBORG-Z(リボーグゼット)」を開発したことを発表した。販売開始は2019年春を予定。
「REBORG-Z」は、同社がこれまで開発してきた自律移動型ロボット技術と比べ、防水・防塵性向上や外国語対応、火災検知・初期消火機能など、「移動性能」「コミュニケーション・案内機能」「警備機能」が強化されている。
夜間はもちろん、日中にも商業施設など人の往来する公共空間などにおいて、自律移動による巡回監視を行う。また、防水防塵性の向上によりテラスや連絡通路などの屋外も走行可能だという。
また、胸の液晶タッチパネルを使用した施設案内やデジタルサイネージ広告により、施設の利便性と付加価値の向上にも貢献。会話による案内も可能で、英語や中国語などの外国語にも対応する。
さらに、顔認証によるスクリーニングをはじめ、危険ガスや不審物の置き去り検知、サーモカメラを活用した夜間の侵入者検知など最先端の警備技術を搭載するほか、AED搬送や火災検知・初期消火機能など防災・減災の面でも貢献するという。今後もAIによる人検知など、新しい技術を追加予定とのことだ。
本体サイズはW700×D700×H1,530mm、重量は180kg。移動速度は最大4.6km/h、登坂角度は±5度。動力はリチウムイオンバッテリ、連続走行時間は4時間、満充電時間は2時間。
なお、同ロボットは、3月5日〜9日、東京ビッグサイトで開催されている「SECURITY SHOW 2019」のALSOKブースにて、デモンストレーションが行われる。