グレープシティは2月27日、ドキュメントを生成・更新する開発支援APIライブラリシリーズ「DioDocs(ディオドック)」の新バージョン「DioDocs for Excel V2J」と「DioDocs for PDF V2J」をリリースした。両製品とも1年定額制のサブスクリプション制で、初回価格は1開発ライセンスが34万5,600円(税込)、2年目以降の更新価格は17万2,800円(税込)。

  • 「DioDocs(ディオドック)」の新版

    「DioDocs(ディオドック)」の新版

DioDocsシリーズは、Excelファイルを生成・更新するためのAPIライブラリ「DioDocs for Excel」と、PDFファイルを生成・更新するためのAPIライブラリ「DioDocs for PDF」の2つの製品が提供される。

DioDocsを使うことで、ドキュメントの生成・更新機能をアプリケーションに組み込むことが可能。開発環境や運用環境で専用ソフトを使うことなく、DioDocsのライブラリを介してコードを記述し、システムの出力などで利用される文書ファイルを生成・更新できる。

  • 「DioDocs for Excel V2J」ではセルでの「リッチテキスト」に対応

    「DioDocs for Excel V2J」ではセルでの「リッチテキスト」に対応

最新バージョンの「DioDocs for Excel V2J」では、セルでの「リッチテキスト」に対応し、セル内のテキストのサイズを変更したり、太字や斜体で重要な情報を強調したりできる。また、ワークシートの背景画像に会社のロゴや透かしなどの画像を、1行のコードで簡単に設定できる。

さらに、ワークブックのスタイルの追加・編集が可能になったほか、DioDocsで作成したExcelシートの印刷イメージをPDFファイルに出力することが可能となっている。

  • 「DioDocs for PDF V2J」では、複数のPDF文書を結合して1つの文書として保存可能

    「DioDocs for PDF V2J」では、複数のPDF文書を結合して1つの文書として保存可能

一方、最新バージョンの「DioDocs for PDF V2J」では、複数のPDF文書を結合して1つの文書として保存可能となった。また、PDF文書で縦書きテキストを描画することも可能。縦書きに横書きが混在し文書が読みにくい場合に適切に処理する「縦中横(Tate Chu Yoko)」にも対応する。

このほか、既存のPDF文書から任意のページを抽出して別の文書に保存できるようになったほか、PDF文書に電子署名を付加する機能に画像を設定できるようになった。

DioDocsは、ライブラリの導入から管理、アップデートなどを行える.NET Framework対応のパッケージマネージャ「NuGet」に公開しています。「NuGet」からパッケージを取得することで、DioDocsシリーズをすぐに試せる。なお、DioDocsのサブスクリプション契約中の場合は、新バージョンへのフリーアップグレードを利用できる。