米npm, Inc.は、Node.jsのパッケージマネージャとして広く利用されるnpmのエンタープライズ版となるnpm Enterpriseをローンチしたことを公式ブログで発表した。
公式ブログでは、Fortune 500に入るようなエンタープライズでは、97%がJavaScriptを活用しており、過去数カ月にわたり企業内開発者などとワークフローマネジメントやパッケージのシェアなどについて懇談を重ねてきたが、脆弱性情報の取得など限られた利用ケースも多く、充分にnpmの利点が活かされていない状況もあったとしている。
これらの状況の改善に寄与すべく、npm Enterpriseには、ロールベースのアクセスコントロールやKubernetes環境での利用、SSO authentication、チーム内でのパッケージのシェアリング、CI/CD(継続的デリバリー/インテグレーション)システムとの統合、npm auditを使った脆弱性のアラートなど企業内で役立つ開発機能が搭載されている。
公式サイトのProudctsページには、Contactベースのセールスにnpm Enterpriseが設置されているが、公式ブログでは、開発者やDevOps manager、IT executiveなどからのオファーや開発機能へのリクエストなどにも答えていきたいと述べている。