大日本印刷(DNP)は、街なかでの移動に不安を抱えて道案内などを希望する人と、そうした人を手助けしたいサポーターを結びつける実証実験「街なか手助けサポートプロジェクト「たすけっと」、にトヨタが展開するスマートフォン向けマルチモーダルモビリティサービス「my route(マイルート)」を連動させ、3月31日まで実証実験を行うと発表した。

「たすけっと」は、街なかの移動に不安を抱え、道案内を希望するさまざまな人と、そうした人を手伝いたいというサポーターとをLINEを活用して結びつける実証実験で、2月1日より福岡市内で実施している。

移動困難者やサポーターは、あらかじめLINEの公式アカウント「&HAND」に“友だち登録”を行い、 対象エリアに入ると、チャットボット(自動会話プログラム)によるメッセージが届き、会話形式で質問に答えていくことで、助けを必要とする方とサポーターが相互に対面できる。

今回、トヨタが福岡市で西日本鉄道と行っているモビリティサービス「my route」の実証実験と連携し、「my route」内の地図やルートを検索する際に実証実験「たすけっと」の対象エリアを確認することができるため、「my route」利用者の中で移動に不安を抱える人々とサポーターをつなぐ機会を提供する。

  • 「my route」上で表示される手助けスポット

今回、トヨタの「my route」と連動させることで、利便性の向上に貢献し、両社のサービスの拡大につなげていくとしている。