パナソニックは2月22日、ディープラーニング技術を応用した顔認証技術の活用による「入退セキュリティ&オフィス可視化システム(KPAS:ケイパス)」を、2019年4月26日から受注開始することを発表した。価格はオープン。

  • 顔認証 入退セキュリティ&オフィス可視化システム(KPAS) (左)KPASレジスター、(右)KPASチェッカー(出典:パナソニックWebサイト)

    顔認証入退セキュリティ&オフィス可視化システム(KPAS) (左)KPASレジスター、(右)KPASチェッカー(出典:パナソニックWebサイト)

同システムは、顔登録を一括して実行できるのに加え、専用端末での顔と名刺を同時に登録し最短15秒で利用できるのが特長。社員のみならず、来訪者の入退管理も可能で、登録可能人数は最大3万人と大規模オフィスビルにも対応するという。

顔と名刺を連携させた情報は、会議室に設置した端末と併用することで、社員用PC等から即座に参加者の顔と名前・訪問履歴等を確認でき、さらに情報を蓄積することで、脈相関図としてグラフィカルに表示が可能となる。

  • 簡単・スピーディーな顔認証オフィス入退セキュリティ(出典:パナソニックWebサイト)

    簡単・スピーディーな顔認証オフィス入退セキュリティ(出典:パナソニックWebサイト)

これらの情報を活用することで、社員別・組織別の人脈の可視化や施設稼働率の分析等、働き方改革の指標や、社員活動の活性化に活用できるということだ。

パナソニックは今後、オフィスビルへの展開を始め、店舗・商業施設、展示場・国際会議場、ホテルなどに展開し、「ストレスフリーで安心のハイ・セキュリティと、快適で効率的な空間実現」の両立を目指すとしている。

  • システム構成例(出典:パナソニックWebサイト)

    システム構成例(出典:パナソニックWebサイト)