22日の8時過ぎに小惑星リュウグウへのタッチダウンに挑むために、21日13時過ぎより小惑星に向けて降下を開始した小惑星探査機「はやぶさ2」の航法画像の配信を宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開始した。
配信されているのは、JAXAの「はやぶさ2プロジェクト」のWebサイト内で、21日の19時00分時点(日本時間)で公開されている最新の画像は21日18時27分(日本時間)に受信したものとなっている(リュウグウとの距離は推定で4~5km)。
はやぶさ2の運用は、日本の臼田局(およびキャンベラ局)、マドリッド局、ゴールドストーン局、そして再び臼田局といった流れで実施されており、地上とはやぶさ2との連絡には約19分ほどかかるので、公開された画像は約19分前に撮影されたものとなる。
また、JAXAでは日本時間17時30分ころ、高度6500m付近で降下開始時間が遅れたことにより、速めていた降下速度を、計画当初の40cm/sに減速したことを明らかにしており、これにより当初の遅れを取り戻したこととなる。 なお、タッチダウン直前となる22日7時27分ころに、はやぶさ2はハイゲインアンテナからローゲインアンテナに切り替えを行い運用されるため、それ以降は、タッチダウン後に離床し、再びハイゲインアンテナに切り替わるまで、リアルタイムに航法画像を送ることができなくなるのでJAXAでは、その間の運用状況はTwitterやWeb実況中継などで確認してもらいたいとしている。)