fossBytesに2月19日(米国時間)に掲載された記事「After Open Source, Microsoft Wants "Inner Source" For A Better Future」が、最近オープンソース・ソフトウェアとの関わりを深めているMicrosoftだが、社内開発の改善を進める目的で「インナーソース」にも興味を持っているようだと伝えた。
インナーソースという言葉は2000年ごろから使われている。オープンソース・ソフトウェアは多くのユーザーに開かれた状態でエコシステムを構築していくが、インナーソースは同じ仕組みを社内といった限られたコミュニティに対して適用するものとされている。限定されたコミュニティにオープンソースの優れたエコシステムを導入するといった認識で使われる言葉という側面が大きい。
Microsoftは昨年、オープンソース・ソフトウェアのホスティングサービスのデファクトスタンダードであるGitHubを買収した。GitHubはオープンソース・ソフトウェアのエコシステムを構築するうえで重要な役割を担っており、Microsoftがこうしたプラットフォームに高い関心を抱いていることがわかる。