グローバルウェイは2月20日、「年収の高い業界ランキング」を発表した。同ランキングは、2016年4月1日から2018年3月31日にわたり、同社が運営する企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」にユーザーから給与明細投稿があった企業を抽出し、 業界別に平均年収を算出したもの。
国税庁が実施した平成29年分民間給与実態統計調査によると、 1年を通じて勤務した給与所得者に関して、 男性の平均年収は532万円、 女性は287万円、 全体では432万円となっている。業界に分けて、平均年収を算出すると、どうなるのか。
同ランキングの平均年収はユーザーから寄せられた情報をもとに算出しており、 企業が発表している数値とは乖離がある場合がある。
第1位となったのは、医薬品業界(平均年収651万円)だった。「報酬は高いほうと思われます。 評価も公平に行われています。 ただし、 ディレクター以上の管理職はきびしく結果が問われると思います。 基本的に裁量労働制ですが、 実労働時間がとりわけ長いことはなく、 生産性の高さではまちがいなくエクセレントカンパニーの一つであると思います」( MSD /法務/40代後半男性/年収1010万円/2010年度)といったクチコミが寄せられている。
第2位は、証券業界(平均年収596万円)だった。「外資のなかでも特に有名な企業であることもあり、 そして金融ということで給料は非常に満足でした。 会社としては非常に安定しており優秀な方もたくさんいたために、 毎日野心の高まる環境下での仕事は非常に楽しかったです。 給料査定制度も非常に満足しており、 皆さん公平だったと思います」( モルガン・スタンレーMUFG証券 /組織・人事コンサルタント/20代前半男性/年収1100万円/2016年度)といったクチコミが寄せられている。
第3位は、電気機器業界(平均年収576万円)だった。「3年目くらいまでは、 能力とあまり関係なく、 自然と上がっていく。 大抵の人は、 能力以上の給料をもらうことになる。 4年目以降は、 能力によって昇給が変わってくる。 昇給に関しては、 上司や所属プロジェクト、 部署などの能力以外の運に恵まれることも必要となる。 昇給の差はあれど、 そもそものベースの給料が高いため、 あまり気にする必要はない」( キーエンス /機械設計/20代後半男性/年収1400万円/2018年度)といったクチコミが寄せられている。