Wineチームは2月15日(米国時間)、「WineHQ - Wine Announcement - The Wine development release 4.2 is now available.」において、Wine開発版の最新バージョンとなる「Wine 4.2」の公開を伝えた。現在の安定版はWine 4.0であり、今回発表されたバージョンは開発版と位置づけられている。
Wine 4.2における主な注目点は次のとおり。
- Unicode文字列の正規化をサポート
- ECC暗号鍵をサポート
- ロードパスで32ビット版DLLおよび64ビット版DLLを混在させるデプロイをサポート
- より多くの同期プリミティブに対応するためにFutexベース実装を導入
WineはLinuxやmacOS、*BSDといったオペレーティングシステムでWindowsアプリケーションを実行するための互換レイヤ技術。さまざまなオペレーティングシステムでWindowsバイナリの実行を可能にしている。