Recorded Futureは2月13日(米国時間)、「4 Ransomware Trends to Watch in 2019」において、2019年に予測されるランサムウェアの動向を発表した。今後、ランサムウェアは依然としてサイバー攻撃に使われるが、過去に流行したような大規模な展開は行われないことが予測されている。
ピックアップされているトレンドの主な内容は次のとおり。
- ランサムウェア市場は依然として存在し続けるものの、ランサムウェアの感染を試みるキャンペーンの多くはそれほど成功しない
- ランサムウェア関連を狙ったキャンペーンはオープンになっているRDPサーバを狙ってくる
- 上記2点が推測として挙げられているが、GandCrabだけはこの例外であり、感染を広め攻撃に使われる
- 国家によるサイバー攻撃およびサイバー犯罪者によるサイバー攻撃において同じツールが使われる
ランサムウェアの多くがオープンになっているRDPサーバを使って感染を試みるのに対し、GandCrabは独自に調整を続け感染力をつけているとされている。ランサムウェアは過去に流行したほどは猛威を振るわなくなるが、それでも一定の感染と攻撃が期待されることから注意が必要。