NECネッツエスアイ(NESIC)は2月14日、ビデオコミュニケーション部分に同社が販売する米Zoom Video Communicationsの「共創ワークソリューション Zoom」を採用し、働き方改革やコラボレーションワークをサポートするという空間接続ソリューション「SmoothSpace 2」を販売開始した。価格はオープン、出荷は2019年4月からの予定。
SmoothSpaceは2014年の販売開始以来、離れたオフィス間や工場、研修室などを等身大の映像で常時接続し、会議に加えて普段オフィスで行っている何気ない会話やコミュニケーションを誘発するツール・環境として企業が採用しているという。
これまでSmoothSpaceは、高画質な映像・音声を利用するために企業のイントラネットなど閉じたネットワークで利用するケースが一般的だったという。
しかし、オープンイノベーションやサテライトオフィス・テレワークに代表される働き方改革への対応が求められる中で、社外や海外とも空間を接続したコミュニケーションを実現したいという多くのニーズを受け、多様な機器で手軽に高画質なコミュニケーションが可能というZoomと連携したSmoothSpace 2を開発したとしている。
SmoothSpace 2は、会議室向けのZoom Roomsを複数併用することで、SmoothSpaceと同様に没入感のある大画面映像による空間接続を常時接続で実現できるという。
また、Zoomをベースとしているため、ネットワークは通常のインターネット回線を利用可能となり、多地点接続や他のZoomユーザーとの接続などが可能になるなど、導入の容易性と共に活用の幅が広がるとのこと。
同社はSmoothSpace 2関連で、2020年度までに5億円の受注を目指す。