Micorsoftは2月11日(米国時間)、「Solving the TLS 1.0 problem - Microsoft Secure」において、ユーザーに対してTLS 1.2およびこれ以降のバージョンへ移行することを手助けするドキュメントのセカンド・エディションを「Solving the TLS 1.0 Problem, 2nd Edition」として公開したと伝えた。
このドキュメントには、オペレーティングシステム別にTLSのサポート状況が説明されているほか、TLS 1.2以降のバージョンに移行するための情報がまとめられている。
TLSはインターネットにおいて安全な通信を実施するための基本的な仕組みと認識されている。SSL 3.0から「TLS 1.0」と呼ばれるようになった。多くのベンダがTLSの利用を推奨しており、TLSの利用を進めるためのさまざまな取り組みが行われている。
しかし、TLS 1.0といった古いバージョンには問題があることがわかっており、古いバージョンに関しては利用を停止するとともに、より新しいバージョンへ移行することが望まれている。Microsoftがアップデートしたバージョンはこうした取り組みを支援するものとなる。
今回公開されたWebページには、TLS 1.0を使っているアプリケーションやソフトウェアをより新しいTLSへ切り替えるための情報などがまとまっている。