電通デジタルと電通、電通テックの3社は2月8日、共同で、販促・店頭領域のデジタル・ソリューションをグループ横断で推進するプロジェクトチーム「Boostore(ブーストア)」を発足し、本格的に始動したと発表した。

従来の店頭販促では、商品の購入を条件とするマストバイキャンペーンなど、短期的な売上向上に焦点を絞る施策が大多数だったという。その一方で、中長期的なマーケティングに寄与する、生活者の購買状況・行動状況を可視化するソリューションのニーズが高まっていると3社は説明する。

これを受けて3社は連携し、それぞれの専門性を担保しながら、スピード感のある包括的なソリューションの開発・提案を行っていく予定だ。その第一弾として、電通デジタルが取扱う「LINE Sales Promotion」において、LINEと連携し、ソリューションを開発・提供していく。具体的には、LINE Sales Promotionで得られた販促領域における生活者行動データと、電通グループの保有する人基点のデータ「People Driven DMP」を掛け合わせることでマーケティング施策を推進し、デュアルファネルでのビジネス成長をサポートする。