米Red Hatは現地時間5日、"Kubernetes-native IDE"「Red Hat CodeReady Workspaces」がGAに達したことを発表した。
多くの開発者が自身で必要な環境を揃えた上で取り組むが、企業など大規模な組織環境のコンテナベースの管理統合された開発環境を配備することで、効率化やセキュリティ向上などのメリットを享受できる。「Red Hat CodeReady Workspaces」は、Webブラウザから利用できるEclipse Cheをベースに、Kuberneteやコンテナをベースとした開発環境の促進を意図している。
JavaOne2017では、組織内開発者がチーム内で新たなプロジェクトに取り組む際の開発ツールセットアップ期間のサーベイなども披露しているが、55%が2日から5日を要し、長いものでは3週間と開発環境を揃えるだけでも多くの時間がかかることを発表している。「Red Hat CodeReady Workspaces」では、"Factory"と呼ばれるプロジェクトに必要な、ソースコードやランタイムやコマンドなどツール類の情報を含むテンプレートを用いて環境を配備できる機能、端末を選ばずに配備できるコンテナのメリットを活かした機能を搭載している。
OpenShiftやRedHat Linuxに最適化されており、オンプレミス/クラウドで利用できるが同社では"The first Kubernetes-native IDE"とエンタープライズなプロジェクト開発の促進をアピールしている。