VLCは2018年に最新のメジャーバージョンであるバージョン3.0が公開され、以降数回にわたってマイナーリリースが重ねられている。2019年2月2日(米国時間)、ベルギーのブリュッセルで開催されたFOSDEM 2019においてVLCの次期メジャーバージョンとなる「VLC 4.0 Otto Chriek」で予定されている新機能や変更点が発表された。
発表された変更点や新機能は次のとおり。
- 新しいユーザーインタフェースの実現
- メディアライブラリ(Androidで使われているメディアライブラリをデスクトップやiOSに導入)
- 新しいインプット/プレイリスト(インプットマネージャとプレイリストを分離)
- 新しいビデオ・アウトプット・アーキテクチャ
- 古いプラットフォームサポートの廃止
- クロック処理の改善によるフレーム精度の向上やより優れた同期の実現
- VR/3D機能強化
VLC 4.0では古いプラットフォームとして、次のプラットフォームのサポートが廃止される見通し。
- Windows XP
- Windows Vista
- MacOS 10.10およびこれよりも前のバージョン
- Android 4.2およびこれよりも前のバージョン
- iOS 8およびこれよりも前のバージョン
- OpenGLに対応していないLinux
VLCはWindowsのみならずmacOS、Linux、スマートフォン、タブレットなど、主要プラットフォームで人気の高いメディアプレーヤー。多種多様なメディアデータに対応し、提供している機能も多岐にわたる。多くのメディアデータを再生できる便利なアプリケーションとして強い人気がある。