中部電力と静岡県袋井市は2月4日、中部電力の見守りサービス「どこニャン GPS BoT」を活用した実証実験を開始した。

同サービスは、専用のIoT端末を携帯する子どもや高齢者の現在位置情報や、1日の行動履歴を離れた場所にいる家族に、スマートフォンのアプリケーションを通じて正確かつリアルタイムに伝えるサービス。

  • 現在地に加え、移動履歴も把握できる

    現在地に加え、移動履歴も把握できる

今回の実証実験は、袋井市が市民の安心・安全につながる見守り体制の構築を目的に、中部電力に業務委託を行い、実施する。小学校の児童とその保護者、および高齢者と家族に同サービスを利用してもらい、生活に与える影響や安心・安全に関する意識の高まりなどを検証する。

また、袋井市の地域ボランティアの協力を得て、有事の際に同サービスの位置情報を活用して、見守り対象者の捜索活動を行うことで、地域における見守り活動の新たな仕組みを検証。

同社では実証実験の検証を踏まえ、見守りサービスの内容改善を図るとともに、さまざまな場面で同サービスを利用できるようなサービスの拡充についても検討を進めていくという。