LINEは2月4日、コミュニケーションアプリ「LINE」および関連サービスを活用した店頭販促ソリューション「LINE Sales Promotion」において、新たなメニューとして「LINEチェックイン」の提供を開始した。
近年、流通・小売業界ではスマートデバイスの普及に伴う紙媒体などのデジタルシフトの流れを受け、小売店舗におけるPOPやポスターをはじめとした店頭告知媒体が縮小傾向にあり、メーカーから顧客へリーチできる告知手段が減少していることが課題になっているという。
今回、LINE Sales Promotionの新メニューとして、店舗を持つ流通・小売企業を対象に来店したLINEユーザーに向けたリアルタイムなキャンペーン訴求と、情報発信が可能なLINEチェックインの提供を開始する。
店舗内に設置した「LINE Beacon」を活用し、来店したLINEユーザーに限定して店舗のLINE公式アカウントからメッセージ配信を行うことでキャンペーンの告知ができ、キャンペーンは即時抽選が可能なLINEのキャンペーンプラットフォーム「LINEインスタントウィン」上で実施される。
ユーザーは、店舗に行くだけでキャンペーンに参加することができ、その場でインセンティブや景品を受け取ることが可能なほか、抽選と同時にLINEのタイムライン上でもシェアされるため、店舗に来店されていないLINEユーザーに向けた当該キャンペーンの認知獲得も可能としている。
LINEチェックインを利用することで、月間利用者数7900万人の「LINE」のユーザー基盤を活かし、継続的な来店の促進や、店内のPOPやポスターに依存することのない大規模な店頭告知を実現することができるという。
また、新メニューの提供に合わせたキャンペーンの第1弾として、来店時にLINEポイントやチョコレート菓子「ブラックサンダー」との引き換えが可能なクーポンが当たるキャンペーンを全国のローソン約1万3400店舗(ローソンストア100、および一部店舗を除く)で実施する。対象の店舗に来店されたLINEユーザーは、ローソンのLINE公式アカウントを通じて配信されるメッセージからキャンペーンへの参加が可能。
今後、LINEチェックインの展開店舗数を拡大し、年内に全国5万店舗での稼働を目指すことに加え、昨年12月から提供を開始している新たな法人向けアカウントプランとの連動により、各来店ユーザーに対してより最適化されたキャンペーン情報の配信も推進していく考えだ。