企業において物理的空間を確保するには、相当なコストが強いられるものだ。しかし、物理的なアセットが用意されても、それを使うためのソリューションが肝心要なのと同様に、せっかく設けた共有スペースやフリーアドレスのためのスペースが"一部の人しか利用していない"、"利用状況がわからない"という声が出てくる場合があるという。
オフィス空間から文具、事務機器などのオフィス用品の製造・販売をてがけるプラスは、オフィスのフリーアドレスを効率化する簡易座席予約アプリ「Suwary(スワリー)」をIoTサービス開発のボクシーズ社と共同で開発したことを発表した。4月中旬からサービスを提供開始する予定だ。
サービスはタグキャスト社提供のシート型ビーコン「PaperBeacon」(帝人、セルクロス、タグキャスト共同開発)と連動、社内の対象デスクの裏側に貼り付ける。利用者はSuwaryアプリで対応デスクを予約するだけ、ビーコンが貼り付けられたフリーデスクにスマホを置くだけで自動でチェックインとなる。ビーコンに裏打ちされた空席情報をベースに、利用者はアプリを通じて着実な空間利用を実現できるというアイデアアプリだ。
予約時間になってもチェックインが無い場合には、自動的に予約が解除、空いている席やオススメの咳をプッシュ通知で案内するなど機能も豊富で、執務室デスクやリフレッシュ席、集中できる席など広いワークシーンをサポートする。なお、同社では解説用の動画も公開しているが、使いやすそうなシンプルな操作方法が際立っている。